清掃業は本当に稼げる?|経費と社会保険料のリアル 

清掃業で独立し、軽バンの前で仕事を終えた50代の男性オーナー はじめての清掃業独立

あなたは清掃業の収入に対してどんなイメージを持っていますか?
「給料安そう」「稼げなそう」そんなイメージがありませんか?
ぼくも友人から、「え、清掃業で独立?なんで?稼げなくない?」と言われたことがあります(笑)

ぼくの答えは「雇われる場合と、独立・事業主として取り組む場合とではまったく違う」です。ただ雇われる場合であっても、清掃業=だれでもできる仕事=年寄りが多い=安い、というイメージがあるだけで、実際の待遇はほかの業種と変わりありません。

とくに最近は人手不足ということもあり、むしろ時給や給与水準は上昇傾向にあります。一方、独立して事業主として取り組んだ場合はというと、やり方次第ではかなり稼げます。

ぼくは手前味噌ですが、同じフランチャイズの中でもスタッフを雇用せず1人で取り組んでいるオーナーの中では売上上位10%に入るくらい稼げていますので、ぼくがどういうやり方をしているのか参考にしていただければ幸いです。

ちなみにぼくの売上は、月商約100万円、年商約1,200万円です。ただし、これは経費や社会保険料・税金を引く前の売上で、手取りベースだとざっくり売上の6割くらいになります。

経費や社会保険料は、家族構成や諸事情によりバラツキがあるので、参考程度に見てもらえばOKです。これを高いとみるか安いとみるかは人それぞれだと思いますが…

ぼくは手取りベースでは、前職の会社員時代は月42万円くらいだったので、今のほうが月20万円近く増えました。しかもプラスアルファで多大なメリットを享受できているので、個人的には大満足です。

メリットについては別のコーナーで詳しくお伝えしようと思いますが、ひとことでいえば「自由」を手に入れられたことです。

意に反する部署異動、転勤、意味のない会議やミーティング、営業訪問、接待、わずらわしい人付き合いや飲み会、等々…一切なし。

仕事の改善や工夫も自分が思ったようにやればいい。だれからも干渉されず、ダメ出しされず、報・連・相も最小限、いつまで仕事を続けていつ引退するかも自由。これがぼくにとってはいちばん大きかったかもしれません。

>>日常清掃の強みは安定収入にあり 

ところで、ぼくたちのメインの仕事である日常清掃の強みの一つは、ハウスクリーニングのような単発の仕事ではなく長期契約である点です。毎月の売上はサブスク的に安定しているので、新規開拓に頭を悩ませることなく仕事に専念できるのも魅力です。

ただ案件を増やせば、そのぶん移動距離や作業時間は増えます。高い売上を目指そうと思えば、エリアの集中、効率的な移動ルート、作業の効率化が重要で、その分、工夫・改善すべきことが増えてきます。

>>清掃業は経費があまりかからないって本当? 

同じ清掃業でも、店舗や事務所を借りたりスタッフや事務員を雇っていると話は別ですが、ぼくは自宅兼事務所でひとりで全部やっているのでそれほど経費はかかりません。

事務所といっても、ふだん事務仕事なんか1日1時間くらいしかやっていないので、とくに事務室みたいなものはありません。

強いていえばぼくの6畳の部屋が、寝室兼物置兼事務室と3つの機能を兼ねています(笑)PCを置いている折り畳みミニ机とプリンター台を合わせて1m四方くらいのスペースがぼくの作業場所です(狭っ!)

ちなみにぼくはマンション住まいなのですが、管理費と電気・水道代は部屋の面積分按分して経費にしています。電気は冷暖房費、水道は週末ウエスやモップを洗濯するのでその水道代です。その他、スマホ代も一部経費にしています。

ぼくにとって比較的大きい経費は敷地外の駐車場代です。都内なので少々お高く、月19,000円です。次にガソリン代が月10,000円前後、あとは消耗品として洗剤とかゴミ袋とかニトリル手袋とか…

諸々合わせて合計月4万円くらい。ただハンディクリーナー(掃除機)が壊れたり、清掃機材を新規購入するとその分が上乗せになります。

車関係の経費もけっこうかかります。ちなみにぼくの車はエブリイワゴンです(黄色ナンバーの軽)

2年ごとの車検と1年ごとの法定点検、それから自動車保険。
法定点検は受けなくても罰則はないようですが一応受けてます。

・車検代:年換算約5万円
・法定点検代:年約2万円
・自動車保険料:年約3万円

清掃業で使用する軽バンと清掃用品

その他、どこか故障したりパンクしたりするとその分上乗せになります。

ちなみに最近もタイヤがパンクして、他のタイヤもすり減っていたので4本交換して35,000円、ヘッドライト2本切れて7,000円臨時支出がありました。

また、顧客紹介料(月額委託費の5ヶ月分)も経費扱いです。ただ一括経費ではなく繰延資産(長期前払費用)として5年間で償却しています。金額は年によって異なりますが、現在は年50万円前後になります。

ロイヤリティも経費ですが、入金前にすでに引かれているので、とくに自分で経費処理することはありません。ロイヤリティはぼくの加盟するFCは20%なので年間約240万円です。

こうした諸々の経費を合算すると、年間経費はざっくり350万円くらいです。

>>社会保険料ってどのくらいかかるの? 

もしあなたが現在会社員だったら、「独立・開業すると社会保険料ってどのくらいかかるんだろう?」と不安になっているのではありませんか?

そこでここでは、ぼくが実際に払っているリアルな内訳を暴露しちゃいます!

ただこれは家族構成によってバラツキが大きいので、参考程度に見てもらえれば幸いです。

ちなみにうちの家族構成は、

妻:専業主婦
長女:社会人(個人事業主)
次女:大学院生
三女:大学1年生

です。

ぼくは法人にはしておらず個人事業主ですので、国民年金・国民健康保険です。

・国民健康保険料(家族5人分):年113万円
・国民年金(家族3人分):年63万円
・所得税・消費税:年26万円
・住民税(都・区民税):年15万円
・個人事業税:年23万円

 合 計:年240万円→夫婦2人換算:約150万円 

>>結 論 

上記経費と社会保険料(夫婦2人換算)を合算すると、

・経費350万円+社会保険料150万円=500万円

・経費等500万円÷月商1200万円×100=約42%

 純利益率:約58% 

となります。

清掃業はサービス業の一種なので仕入品がほとんどなく、自宅兼事務所でひとりで全部やれば経費も大してかかりません。なので、決して安くないロイヤリティや顧客紹介料を支払っても、これだけ高い利益を出せるわけです。ぼくが清掃業をおススメする理由をご理解いただけたのではないでしょうか?

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